クリミア問題!わかりやすくウクライナの現状をまとめてみた [政治]
クリミアのロシア編入を住民投票するといったウクライナのクリミア問題について、ロシアやアメリカ、NATO、西側諸国など世界中が大騒ぎの大問題になっています。
ちょっと調べてみても、歴史の話やらも絡んでて、よくわからん。。
しかも、最新の世界情勢をふまえた大局的な解説もないため、わかりにくい。。
ということで、さくっとわかりやすく、まとめてみました。
なぜこれほどまでに世界中が大騒ぎすることになるのか、さくっとわかりやすく読めるようにしてます。
■ウクライナ・クリミアの場所的な問題
ウクライナの位置って、ロシアとヨーロッパのちょうど真ん中に挟まれています。
そしてその南にクリミアがあります。クリミアはウクライナの一部分です。
で、
そもそもウクライナは、以前はソ連の一部だったわけです。
ソ連が崩壊したときに、ウクライナは独立しています。
そして、クリミアですが、ウクライナの中でもロシア系の住民が多く、ロシア色が非常に強い地域です。
ロシアに軍用の港利用を長期間の貸し出しを行っており、
ロシアにとってもクリミアは軍略上、
・ロシアとヨーロッパの超ど真ん中
・黒海の戦略上、物流的にも重要拠点。
ということで、ロシアの政治戦略的にも野心的に大切な場所になるのです。
■世界的になぜ大きく注目されるのか? アメリカに注目せよ!
これにはアメリカの外交戦術の変化が関係してます。
これまで、ベトナム戦争や湾岸戦争、イラク戦争と世界各国の紛争ではことあるごとにアメリカが出て行き、世界の秩序を維持してきました。その理由は、アメリカのエネルギー・資源戦略上紛争が起こると困るからだった訳だったり、核紛争という脅威を抑止するためだったのです。
ここ数年アメリカのやり方が大きく変わってきています。
イランや北朝鮮に対して、アメリカが行っているのは経済封鎖・資産凍結です。
これはアメリカでオバマ大統領が内向きになっているとか、アメリカの国力が低下しているからではなく、経済制裁こそ最強の武器となっていることが証明されたからです。イラク・イランなどに対しても資産凍結・預金封鎖などで資金が敵国に流れることを止めるところから、交渉の糸口を導いています。
アメリカ内部でシェールガスと呼ばれる天然ガスが発掘されてきて、エネルギー戦略・資源戦略的にも強気に出れるようになったということも追い風となっています。
そしてアメリカが警戒しているのは、ロシアと中国なわけです。
ともに経済力を備え、特にロシアは資源も豊富です。
そして彼らに対しての経済制裁は非常に難しいのです。
そして、中国はこのアメリカの出方を虎視眈々と観察して、
次の手を探っています。
なぜか?
中国・ロシアとの経済交流が非常に大きくなっているため、
経済制裁が非常に困難になっています。
また、対ロシア・対中国で多くの米国商品が売れているため、
経済制裁はアメリカ人の経済も苦しめますので、政治的にも理解を得ることが難しいのです。
そのため、経済制裁はさけたい。
それを見越した上での、今回のロシアのクリミア戦略となっているのです。
ちなみにEUは、ロシアから天然ガスをパイプラインで直接輸入しているため、
ロシアに対して強く出れない状況であることも、
事態をさらに複雑化しています。
つまり、クリミア問題は、ウクライナだけでなく、
今後の世界秩序、アメリカのパワー、ロシア、中国との今後のパワーバランスを見据えた上での重要なニュースということです。
ちなみに、ウクライナはソ連崩壊後、どんどんダメダメになっていってしまった国なんです。
その辺りは、下記解説をご覧ください
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ちょっと調べてみても、歴史の話やらも絡んでて、よくわからん。。
しかも、最新の世界情勢をふまえた大局的な解説もないため、わかりにくい。。
ということで、さくっとわかりやすく、まとめてみました。
なぜこれほどまでに世界中が大騒ぎすることになるのか、さくっとわかりやすく読めるようにしてます。
■ウクライナ・クリミアの場所的な問題
ウクライナの位置って、ロシアとヨーロッパのちょうど真ん中に挟まれています。
そしてその南にクリミアがあります。クリミアはウクライナの一部分です。
で、
そもそもウクライナは、以前はソ連の一部だったわけです。
ソ連が崩壊したときに、ウクライナは独立しています。
そして、クリミアですが、ウクライナの中でもロシア系の住民が多く、ロシア色が非常に強い地域です。
ロシアに軍用の港利用を長期間の貸し出しを行っており、
ロシアにとってもクリミアは軍略上、
・ロシアとヨーロッパの超ど真ん中
・黒海の戦略上、物流的にも重要拠点。
ということで、ロシアの政治戦略的にも野心的に大切な場所になるのです。
■世界的になぜ大きく注目されるのか? アメリカに注目せよ!
これにはアメリカの外交戦術の変化が関係してます。
これまで、ベトナム戦争や湾岸戦争、イラク戦争と世界各国の紛争ではことあるごとにアメリカが出て行き、世界の秩序を維持してきました。その理由は、アメリカのエネルギー・資源戦略上紛争が起こると困るからだった訳だったり、核紛争という脅威を抑止するためだったのです。
ここ数年アメリカのやり方が大きく変わってきています。
イランや北朝鮮に対して、アメリカが行っているのは経済封鎖・資産凍結です。
これはアメリカでオバマ大統領が内向きになっているとか、アメリカの国力が低下しているからではなく、経済制裁こそ最強の武器となっていることが証明されたからです。イラク・イランなどに対しても資産凍結・預金封鎖などで資金が敵国に流れることを止めるところから、交渉の糸口を導いています。
アメリカ内部でシェールガスと呼ばれる天然ガスが発掘されてきて、エネルギー戦略・資源戦略的にも強気に出れるようになったということも追い風となっています。
そしてアメリカが警戒しているのは、ロシアと中国なわけです。
ともに経済力を備え、特にロシアは資源も豊富です。
そして彼らに対しての経済制裁は非常に難しいのです。
そして、中国はこのアメリカの出方を虎視眈々と観察して、
次の手を探っています。
なぜか?
中国・ロシアとの経済交流が非常に大きくなっているため、
経済制裁が非常に困難になっています。
また、対ロシア・対中国で多くの米国商品が売れているため、
経済制裁はアメリカ人の経済も苦しめますので、政治的にも理解を得ることが難しいのです。
そのため、経済制裁はさけたい。
それを見越した上での、今回のロシアのクリミア戦略となっているのです。
ちなみにEUは、ロシアから天然ガスをパイプラインで直接輸入しているため、
ロシアに対して強く出れない状況であることも、
事態をさらに複雑化しています。
つまり、クリミア問題は、ウクライナだけでなく、
今後の世界秩序、アメリカのパワー、ロシア、中国との今後のパワーバランスを見据えた上での重要なニュースということです。
ちなみに、ウクライナはソ連崩壊後、どんどんダメダメになっていってしまった国なんです。
その辺りは、下記解説をご覧ください
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タグ:クリミア問題
2014-03-16 16:01
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